Ⅴ.顧客の要望にも柔軟に応えられる
12 | テナントの要望に応えた内装・設備を用意して長期賃貸 |
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立地 横浜市中区元町中心商店街に面した1画
建物 5階建てRCの3、4階部分の賃貸住戸計6戸分について、一括してオーナーから借上げ、定期借家によりテナントと契約
契約内容 期間10年、敷金2ヶ月、保証金10ヶ月(償却有り)
立地から入居者のグレードが高く、ニーズも多様なため、内装・家具などを自由に設定できるようにした。そのことによる建設費のアップ分を保証金でまかない、長期の契約期間としている。
13 | 将来の自己使用、用途変更を想定される場合に有効 |
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立地 東京都府中市白糸台
建物 二階建て鉄骨ALC造(2階は自宅)の1階の貸し店舗に適用、テナントとして調剤薬局が入る。
契約内容 期間10年、敷金12ヶ月、再契約条件を明記し、合意の上で5年間延長できる特約あり。貸し店舗ではあるが、将来オーナーが別の業種を開業する可能性があり、その時点での立退きリスクを回避するために、定期借家を採用。
14 | 売主の事情変更に柔軟に対応 |
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プロジェクト計画地内において物件を購入した後、売主が事情により引渡期日までに移転できなくなり、引渡期日後もしばらく物件を使いたいとの要望が売主から出た。この要望に対し、売買契約に定める引渡期日から6ヶ月間の定期借家契約を売主との間で締結した。定期借家契約を利用することにより、引渡期日を延期することなく、引渡期日には予定どおり残金支払、移転登記等売買契約にかかる決済を行い、当初の引渡期日に物件の所有権を確保できた。
契約終了後の明渡しが担保される定期借家契約を用いることにより、売主の事情変更に応えたうえで、買主も、目的である物件の所有権と当初資金ロスを覚悟していた当面の期間にかかる物件の最有効稼動を確保できた好事例である。